自分が実際のプロダクトではじめて Java を使ったのは AS400 で Oracle に接続する必要があったときでした。
AS400 というのはオフィスコンピュータです。それを開発する周りのメンバーは Oracle に接続して SQL を叩くなんて芸当を知らなかったので、オープン系を知ってた自分が頑張って動かしてた記憶があります。
たしかそのころは Java5 だったと思います。
Java 自体の情報はいくらでもあったのですが、AS400 で Java を動かすための資料がなさすぎて海外文献を漁ってました。
必死に調べてなんとか Java が動いた際には「本当に Java ってプラットフォームが違っても動くんだなぁ」と変な感心をしたものです。
それから月日が経ちまして今日現在。
まさか自分が Java カンファレンスで登壇するときがくるとは思っていませんでした。
というわけでこちらの記事は JJUG CCC 2019 Spring にて登壇したその日記です。
講演内容を記事にしていただけました
講演内容が @IT さまに記事にしていただけました。
あわせてご参照ください。
https://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/1907/08/news002.html
セッション
事前に運営の方よりひとつ報告がありました。
「成瀬さんのクリーンアーキテクチャがアンケートで一番人気です」
( ゚д゚) ・・・
(つд⊂)ゴシゴシ
(;゚д゚) ・・・
(つд⊂)ゴシゴシゴシ
_, ._
(;゚ Д゚) …!?
これを知ったのが前日でしたが、非常にうれしいことです。
これは期待に応えなくてはなりません。
どうすれば期待に応えれるかな? と一生懸命考えたところ、いいことを思いつきました。
「セッションの復習用に記事を作ろう!」
そうして夜なべをして作ったのが昨日のこちらの記事です。
実践クリーンアーキテクチャ with Java: https://nrslib.com/clean-architecture-with-java/
いま、上記の記事の文字数をカウントしてみたんですが、23000 文字強あるようです。
21 時に帰宅して 24 時に完成した記事ですが、ちょっと頭がおかしい文字数ですね。
そんなわけで準備万端。セッションのことをお話しましょう。
まずは会場の様子をご覧ください。
満席でした。
むしろキャパシティオーバーしてました。
立ち見になってしまった方は申し訳ないです。
聞いたところによると 320 名ほど会場にいる状況だったとか。
さすが JJUG です。参加者の桁が違いますね。
こちらのセッションは昼休み直後のタイムテーブルだったので、30分前に準備をしに行ったのですが、みなさんの前で30分も待っているのはなかなかの恥ずかしさなので一旦退散しました。
セッションをするとき一番緊張するのは喋り始める前だったりします。
喋り始めてしまえばあとはもう赴くままに走りきるしかないので気楽だったりします。
さて、肝心のセッションです。
事前に後方の方はスライドが見づらい可能性があるという情報は得ていたので、夜なべして作った記事を直前に共有しました。
こちらがそのアナウンスです。
「先行開発!Javaでクリーンアーキテクチャ — ゼロから始める新規開発」のスライドおよび記事です。
セッション聞いたあとに復習用の記事あったら嬉しいよね? ということで昨晩夜なべして作りました。
ご査収ください。https://t.co/ddHnUMWd9V#jjug_ccc #ccc_e3— nrs (@nrslib) 2019年5月18日
なんとか無事にみなさん手元に表示していただけたところで本編開始です。
みなさんの様子は Togetter にまとめておいたのでそちらをどうぞ。
Togetter: https://togetter.com/li/1356434
セッションの技術的な細かい内容は資料(URL)の方を参照していただければと思います。
今回このお話をすることに決めた理由は、「クリーンアーキテクチャの形で実際に実装してみようぜ」ワークショップを行う計画をしているからです。
なんでそんなことをしようとしているのかといえば、Rovert C. Martin 氏の思想に共感しているので、その布教の一役買いたいという思いがあるからです。
みんなでワークショップをするのにあたって、最大の障壁は皆さんそれぞれプログラミング言語が異なることです。
私自身は Java, C#, PHP, Ruby, Scala などなど大抵の言語は業務で使う機会がありましたが、もちろんそんなのは少数派です。
プログラミング言語ごとに分けて開催も考えたのですが、せっかくならみんなでワイワイやりたいな、ということで、自分がすべての実装サンプルを用意する、ということにしました。
C#, PHP, Java とそろってきたのでそろそろ開催できるんじゃないのかな。そんな気がしています。
セッション内容についても皆さんにフィードバックを頂きましたが、とても好評だったようで嬉しい限りです。(面と向かって言いづらいのもあるかと思いますが。)
今回セッションをきっかけに私のセッションに興味が出た方がいらっしゃいましたら、「なるセミ」という nrs が好き放題セミナーを開くグループがあります。
セミナーを開く際にはこちらで告知をするので、ぜひともジョインしてみてください。
なるセミ: https://nrs-seminar.connpass.com/
ご聴講頂いた方には改めてお礼申し上げます。ありがとうございました。
また運営を行っていたスタッフの皆さんにも感謝いたします。ありがとうございました。
懇親会
今回懇親会にも参加しました。
スピーカーの方はそれとわかるような目印がもらえるようです。
とてもいいことですね。
会話をする切っ掛けになります。
私がもらった目印はこちらです。
マリオカートでも始まるんです?#jjug_ccc pic.twitter.com/90sFftCtsR
— nrs (@nrslib) 2019年5月18日
なんで私のだけこんなに毒々しい色してるの。
同じ画像に見えるほかの風船は普通の色をしています。
それに比べると私の風船は明らかになんらかの状態異常にかかっているようにみえます。
まぁでも目立つからいいか。
目立つ風船だったおかげかわかりませんが、参加者の皆さんと楽しくお話しできました。
またどこかでお会いすることがあるでしょう。
そのときもまたよろしくお願いいたします。
家に帰るまでがカンファレンスです
スピーカーの皆さんはもちろん風船を持って帰りましたよね#jjug_ccc pic.twitter.com/tbg5kue7GV
— nrs (@nrslib) 2019年5月18日
ちゃんと持って帰りました。